「ん?どうした?」

「…!何でもないよ!砂場行こう。」

私は田尾くんの腕を引いた。



>>>>1時間

「やっと完成!」

「やったな篠原!」

私たちは、砂のお城を作っていた。
結構良い感じに出来た!

「久しぶりに砂場で遊ぶのも楽しいな。俺も昔、公園で砂場とかやってたなー。」

「幼心に戻るよね。幼稚っぽいけど、久しぶりにやるのはすごい楽しいんだよね。」

田尾くんが何故か下を向いている。

「小さい頃、ここに住みたいとか言ってたなー。懐かしいな。」

「…俺はお前と……一緒に住みたいかな…。」

「ん?なんて言った?」

「いや、何でもない!気にするな!」