「うん…俺も…好きだよ?…っていうか…」


廉は赤い顔で、咲を見る。


「……愛してる……」


「…えっ…」


ドキンッ…。


「今…なんて…?」


「また…2回言うの?」


「あっ…えっと…」


「だから……愛してるよ?…咲っ…」


「……っ!!」


今……名前…?


「廉くん、今……んっ…」


咲が口を開こうとして、廉はそれを遮る。


廉にキスされながら、
咲の思考は回らなくなった。


そして、2人はすぐに熱い熱を持ち、
お互いを感じ合った……。


ーー


早朝になり、


咲が目を覚まし、廉のベッドから起き上がろうとすると、廉に服の裾を引っ張られビクッとする。


すると、廉は寝言を言う。


「咲っ……離れたくない…」


「……っ…廉くん…」


咲はそっと…廉の手を離し、
廉の顔を見た。


「……ごめんね……」


すっ…とベッドから出て着替えた咲は、
そっと廉の部屋から出て行った…。