「ダメだよ…そんなことしたら……今度こそ、
俺…我慢出来るか…分かんないしっ…」


「………いいのっ」


「…えっ…?」


「我慢…しなくていいのっ…」


「……っ!?」


2人はそのまま少しの間、止まった。


廉は一旦目をぎゅっ…とつぶり、
咲の方を振り向く。


そして、廉はすぐに咲の唇にキスした。


何度も…何度も唇を重ねる2人。


「……んっ…」


そして唇が離れると…
廉は咲の身体を、そっとベッドに倒す。


咲の視界の真上に…廉が顔が。


「ホントに…いいの?咲ちゃん…」


咲は廉の瞳を見つめながら…小さくうなづく。


「廉くんを…感じたい…」


「……っ…」


咲がそう言うと、廉は真っ赤になりつつも、
またすぐに咲に熱いキスをする。


そのキスはやがて…唇から首へ…


鎖骨…


そして…ゆっくり胸へと降りて行った。


「んっ……あっ…」


ダメっ…声が出ちゃう。


自分の口に手を当てる咲。


その手を廉はズラした。


「ヤダよ…聞いてたいっ…」


「廉く…んっ」


廉の唇はまた、咲の唇へ…


「廉くん…好き…大好き……本当だから…」