咲は手にカメラを、廉は帽子だけかぶりながら出てきた。


そして、海が2人の目の前に広がる。


「おー!すげー綺麗~」


「ねっ?すごーい」


「俺こんな綺麗な海久々に見たかもっ」


「うんっ、私も」


「ちょっと浜辺に座る?」


「うんっ!」


2人は海の目の前の浜辺に座った。


咲は、新しく買った一眼レフのカメラを操作しながら廉に聞いた。


「あっ…廉くん」


「ん?」


「私これ買ったばかりで、まだよく使い方分からなくて…良かったら、景色撮ってもらってもいい?」


「あっ、うん?いいよー」


そう言って廉はすぐにカメラを受け取る。