そして、大橋を渡って小さな島を車は走る。


しばらく車が走ると、綺麗なエメラルドブルーの海と浜辺が見えてくる。


「わーっ…すごいっ、きれーい」


咲が窓からの景色を眺めながら廉にそう言った。

「ねー?めっちゃ綺麗だねっ?」


「うんっ、あっ…ごめんね?私ばっかり夢中で見てたかもっ…」


「いいよ〜咲ちゃんが嬉しそうだと、俺も嬉しいしっ」


そう言った廉の笑顔にドキッとする咲。


「少し降りてみようか?人も少なそうだし」


「うんっ」


そして車は浜辺の駐車場に止まり、2人は歩いて浜辺に降りる。