「うんっ、もちろん!」
廉は咲に満面の笑みを向ける。
「っていうか、咲ちゃんならいつでも大歓迎だよ!」
「……えっ?」
「あっ…いや、調子に乗りすぎだ…俺っ」
廉は照れながらエンジンをかけた。
「じゃあ、向かうね?」
「うんっ」
ドキドキしながら、2人は廉の部屋へ向かった。
ーー
そして、廉のマンションに着き、廉が部屋のドアを開ける。
「…お邪魔します」
「どうぞっ」
廉がスリッパを咲に出し、先にリビングに入る。
また…来られるなんて。
「あっ…!」
咲は窓からの夜景を見る。
「やっぱり綺麗っ…」
「あっ…カーテン開けとく?」
「あっ…でも、廉くんいつもどうしてる?」
「俺?寝るまで開けてるかもっ」
「そっか?」
「じゃあ、開けとくね?」
「うんっ…」