「えっ…!?」


ウソ…?


咲はすぐに通話ボタンを押した。


「廉くん!?どうしたの!?」


「突然ゴメン…」


「ううん…ちょっと待って?すぐ開けるから」


そう言うと、咲はすぐに玄関に向かった。

急いで鍵を開けドアを開く。


「廉くんっ…」


「ゴメンね?突然、連絡もしないで…」


「ううん、それはいいけど…あっ…中入って?」


「うん、ありがとう」


そして廉はドアを閉めて、2人は部屋に上がる。


咲は少し廉を見た。


廉くん…?
何か少し元気ない…?


「あの…廉くん…」


咲がそう言いかけた時、
廉が咲の手を取った。


「……えっ……」


と、突然咲は廉にぎゅっ…と強く抱き締められる。


「……っ!?」


えっ…?