「えっ!?病院!?」


『うん、それでさっき、江真くんにも連絡したんだけど…』


「拓海は!?どうしたの!?」


『あっ…うん、前にもあったでしょ?彼の持病だよ、発作が止まらなくてね?でも今はだいぶ……』


と、マネージャーが続きを話そうとした時、廉が口を挟んだ。


「どこの病院!?すぐ行くから!」


『えっ!?うん…病院は―…』


そして、マネージャーが廉に病院を伝えると、
廉はすぐに電話を切り、自分の車で病院に向かった。


ーー


廉が病院に着くと、裏口にマネージャーが立っていた。


廉が急いで駆け寄る。


「拓海は!?」


「うん、部屋案内するよ」


「うんっ…!」


心配そうな顔をしている廉を、マネージャーが付き添って拓海のいる病室へ案内した。


病室は個室だった。