「いーから行くぞっ」


強引に笹原に引っ張られ、2人は笹原の車に乗ることに。


車の中でも、咲は廉の事を考えてしまい…窓の外の景色をボーッ…と眺めてしまう。


「星野っ」


「…えっ……はい?」


「さっきのヤツだろ?おまえの片想いの相手…」


「えっ!?ち…違いますっ、彼は友達っ…」


「おまえ…いつまでそれで通すわけ?」


「ほ…本当ですからっ…」


「そんな、いつまでも自分の気持ちに嘘をつくような恋愛は…おまえには向いてないっ」


「えっ…?」


どういう…意味?