「ところで廉くん、どこ行くの?」


「あっ、じゃあ行きたい所行ってもいい?」


「うんっ」


「やった、じゃあ行くね?」


そう言うと廉は車を発進させた。


車内で話ながらも、咲はやっぱりドキドキしてしまう。


だって、今日の廉くんカッコイイ…!


そりゃ、いつもカッコイイけど、

今日の廉くんの服装、グレーの薄くストライプの入ったジャケットがめっちゃ似合ってるし…。


カッコ良すぎると、目のやり場に困る。

だって、絶対ドキドキしてしまう…。


やっぱり、
ズルイよ……廉くん。