そうだよね?


職場だって渡すんだし、
望の言う通り“お礼”として渡しやすいかも。


他に思いつかないし。


それに、手作りじゃないから…重くないよね?


咲は思い切って店内へ入り、選んだチョコを買った。


そして、休憩室に戻り廉にメールを送る。


《廉くん、今日仕事何時に終わりそう? 》


5分後、
おにぎりを食べてた咲の携帯に返信がくる。


《今日は10時頃かな? どうかした? 》


《じゃあ私、10:30までお店にいれるから、良かったら寄ってくれないかな? 渡したい物があるからっ》


送信した後、咲は少し迷う。


「どうしよう…重かったかな?」


“友達”なのに。


迷ってる咲の元に、廉からの返信が来る。