「おまえがそう言うまで、俺も止める気ねーからっ」


「……っ!?」


笹原の言葉に何も口に出来ずに、咲はその場から走って出て行く。


お店を出て、少し息を整える。


なに…?


なんなの…?


“止める気ない”って、
何をっ…?


もう、分かんない。


その日、部屋に帰った咲は、モヤモヤした気分でなかなか眠れずにいた…。