絶え切れず、咲は口を開く。 「じゃあ…また」 『あっ…うん、また…気をつけて帰ってね?』 「うん、ありがとう」 そして電話を切る2人。 廉くん…相変わらず 優しいな。 でも、それも友達としてなんだから、 勘違いしちゃダメ! 両頬をパンッと叩いて、咲はバスに乗り込んだ。 バスの中からの景色を、 ボー…と眺めながら咲は家路に向かう。