高校生活二年目 5月。

新しいクラスにも慣れはじめクラス内でのそれぞれのグループが決まってくる頃、学校生活最初の行事『体育祭』の準備が始まろうとしていた。


「おーい、実行委員誰かやらないかー?」


ロングホームルーム中、担任の竹内先生(男)は体育祭実行委員を決めようと生徒に声をかける。

だが、誰も積極的にはやろうとせず時間が流れていく。


「よぉし、誰もあげないなら俺ちゃんがくじで決めるからな」


先生の一言でブーイングがおこる。だが、先生はまったく気にせずに先生お手製のくじを2つ引いた。

実行委員は男女一人ずつ。


「11番!小野!」

「げっ、まじで!?」

「もう一人は……18番!櫻木!ってことで二人今日から体育祭会議出てねぇ。ってことでロングホームルーム終了っ!」