「美依子ちゃん」 


「は、はい」



やはり、無表情で何を考えているか分からないが、



声からして、少しびっくりしている様子だ。



どんだけ、感情表すの苦手なんだよ…



それが何だか面白くて。


 
「あーゆーの最近多いみたいだから。気を付けてね。」




自然と笑ってしまった。



その後、違う車両に移りスマホをいじりながら、


学校に着くのを待った。