「たっだいまー!」 るんるんで扉を開けた。 にゃーー。 猫のルナが足元に寄ってくる。 なぎさの唯一の家族だ。 お父さんとお母さんは離婚してしまって、私は家を出た。 ルナは出て行く時に連れてきた。 ルナにご飯を上げながら私は夕飯を食べた。 空にはまん丸な満月があたりを照らしていた。 そーいえば今日は15夜か。 お月見だなー。 先生もこの月見てるかな。 そんなことを考えながら眠りについた。