秋の紅葉が綺麗な季節。 俺は毎年行く大好きな銀杏の木の下に行こうとしていた。 そしたらもう先約がおり誰かが木を見上げている。 とても悲しそうな顔をしながら…。 綺麗な顔だった。 俺はしばらく見入っていた。 向こうが気づき女の子が振り向く。 色白の今にも消え入りそうな女の子だった。 それがなぎさだ。