ここは猫山インテリア建設会社。この会社はとても人気で設計もちゃんとしていて細かなところまでちゃんと設備されていてとても素晴らしい所。その会社に私、高波理沙は社員として働いている。
「高波、これもっと細かく設計しろ」
「あっ、はい!」
 この私を呼ぶ人の名前は平山優介部長。平山は他の社員よりテキパキ仕事をしてわたし達が追いつけなくなるくらいすごい。
「ねえ理沙、この設計図何だけど…」
 この子は山本星蘭。とても可愛くて社内からも告白されたりする。でも星蘭は男に興味なく、興味があるのは私と言う。だから星蘭は私の隣の席でいつもべったり。でも、私は嫌じゃないけどさすがに仕事の邪魔されると少し困る。
「あっ、あの、山本さん。それなら、僕が教えます。」
 星蘭を呼んでいるこの人は坂井純。坂井はとても大金持ちでお父さんは犬山インテリア建設会社の社長である。この猫山インテリア建設会社のライバルな感じです。私だと、坂井はお父さんの会社で勤めれば良いのにと思いましたが、坂井は自分の実力でやりたいみたいでわざわざ猫山会社に、来たらしい。しかも現在、星蘭に片思いらしい。
「えっ、いいよー。今は理沙に頼んでるんだから!」
 星蘭は仕事だっていうのに私に抱きついてきた。坂井だって、がっかりしてるよ。
「星蘭、ほら離れて。仕事できないでしょ」
「え~、理沙の意地悪。」
 意地悪じゃないよ。今あの最悪男、平山に訂正された書類を作成してるんだから…。
「おい、山本。ちゃんと仕事しろ」
 平山は等々、きれたのか星蘭を注意した。でも、星蘭は…、
「え~、私、平山部長だけは言うこと聞きませーん。私は理沙の言うことしか聞かないもん」
 嫌々、さっき『離れて』って、言っても離れなかったよね!星蘭は何故か平山部長を怒らせるばっかり言って平山を更に怒らす。すると……。
「ほらほら、2人とも喧嘩しない。まずは仕事が最優先でしょ!」
 そう言って2人の喧嘩をとめたのは山本新。この猫山会社の社長である。星蘭のお兄さん。先ほどの坂井純のお父さんと仲のいい社長同士。
「すみません。山本社長。」
「すいませんでした。」
 平山部長は礼儀正しく謝りましたが相変わらず星蘭は面倒くさそうに雑に謝った。
「こら、星蘭。ちゃんと仕事しなさい」
 山本社長は星蘭に注意をした。
「じゃあ、皆がんばってね。」
 社長はそれを言って社長室へ戻っていった。
「やっぱり、山本社長って素敵ですよね」
 他の社員の女性が山本社長に一目惚れしていた。
「確かに良いかもね~」
 私はボソッと言ってしまった。すると隣の星蘭。
「えー!?理沙は星蘭のものだよ!」
 星蘭はまたやきもちみたいに言い私に抱きついてきた。でも何故か違う方向からも視線が痛いような気がした。私は恐る恐る振り向くと、平山部長がすごい目線で私を見ていた。
「あの…、部長…、何ですか?」
 私は部長に話しかけました。でも部長と別にと返されてしまった。

「ねえ、理沙。」
 仕事は無事に終わり帰ろうとしたとき星蘭が明るく私を呼んだ。
「何?」
「何じゃないわよ!今日、理沙の誕生日でしょ!」
 私はすっかり忘れていた。今日、私の誕生日だった。
「これから皆で誕生日会しない?」
「え!?」
 星蘭の思いつきが私は驚きました。わざわざそれはいいと思い断ろうとしましたが星蘭は皆に話していて遅かった…。

「高波さん、誕生日おめでとうございます。」
「おめでとう理沙」
「ありがとうございます。」
 結局、誕生日会をする事になり近くの店で開くことにした。私は少し恥ずかしかった。でも、私はとても嬉しかった。理由はいつもは一人暮らしだから祝ってたのいつも自分1人だったから…。
「理沙は今年23歳になるんだよね?」
「うん、星蘭と同じ歳になったね!」
 皆、楽しそうに注文を頼んでいた。私もとても楽しかった。でも1人だけ不機嫌な人がいた。それは……。
「あ、あの…、平山部長?」
「ん?何だよ。」
 私が
『確かに良いかもね~』
 と言ってからずっと機嫌が悪くて近づくなオーラを出していた。私も近寄らなかったけど段々、見ていると寂しいという気持ちになってくる。だから私は……、
「あの、平山さん。どうぞ…、」
 私は平山部長の近くによりお酒を注いだ。すると部長は……、
「あぁ、ありがとう」
 平山部長は何故か優しい笑顔を向けながらお礼を言ってきた。
「あ…、…えっと…、どういたしまして」
 私は恥ずかしさのあまり下を向いてしまった。しかも一瞬ドキッとした自分がいて…。すると部長が何故か耳元で…、
「俺以外、好きになるな…。」
「え……、え?!」
 私はつい大きな声で叫んでしまった。
「理沙、どうしたの?」
「え……、あ…、いや…、何でもないよ」
 星蘭は心配そうに見てきたが私は何でもないと言った。
「あ、あの、平山部長…、さっきのどういうことですか?」
 私は聞き間違いだと思いもう一度、平山部長に聞きました。すると…。部長は…。
「はぁ?だからこういうこと」
 平山部長は呆れたように言い、何故か私に近づき、そして…、
「あの、ぶちょ……んっ……」
 平山部長は私の唇と平山部長の唇がいつの間にか重なっていた。平山部長は皆に見られないようにお店のメニューの本を被せていた。
「あの、平山部長…。」
 唇はようやく解放され私は部長に話しかけた。すると部長は……、
「これでわかっただろう。俺がお前のこと好きって事」
 平山部長が…、私のこと…、好き…、私は動揺した。私はもう一度、平山部長の方へ向くと平山部長は…、寝ていた。
「え…、あの…、平山部長!」
 皆は私が慌ててるのに気づいて不思議そうに見ていた。
「どうしたの?理沙」
「平山部長が急に寝ちゃって…」
 皆、一瞬ポカーンとしましたがいきなり笑い始めた。
「そりゃあ、いくら平山部長でも寝るよ!お酒、15本飲めば」
 私は机を見ると確かに瓶ビールは15本あった。もしかして……、私は嫌な予感がした。

翌日、平山部長に聞いてみた。
「あの~、平山部長、昨日のことどれくらい覚えていますか?」
「あぁ?昨日は確か…、お前の誕生日会を開いて坂井と話してるあたりからかな~。で、目が覚めたらいつの間にか自分の部屋にいて」
 やっぱり…、あれは…、酔っぱらってたから、私にあんな……、ことを…。
 「家は坂井さんが送ってくださいました。」
 「そうなのか?おーい、坂井昨日はありがとな!」
「どういたしまして…」
 やっぱりこの人、最低だ。あんなこと言って…、あんなことしてまで…。
「で、昨日がどうした?」
「……ません…、」
「あぁ?何?」
「知りませんよーだ!この変態。セクハラ男!!」
「はぁ?お前、何怒ってんだよ。」
 もう、私馬鹿みたい。酔っぱらいの人にドキッとして、しかもファーストキスまで奪いやがって…。
 この……、この……、
「バーーーーカーーーー」
 私はその後?家に帰った後、唇を何回も洗い直しました。