ずっと縛り付けられながら私たちは育っていった。 ここまでは雅紀と一緒の道を歩いていた。 小学校に入って更に勉強させられる時間が増えると 不器用な私は多忙なスケジュールをこなすことが できなくなっていた。 でも双子の弟、雅紀はとても器用にそのスケジュールをこなしていき どんどんと成長していった。