今まで椅子に座っていたお母さんは勢い良く立ち上がり 私の肩を掴んで言ってきた。 私はその手を思いっきり振り払って唇を噛み締めながら 自分の部屋へと走った。 部屋に入った瞬間、大きなボストンバッグに部屋の中にある 必要なものを全部詰め込んで無駄に溜まっているお金を持って玄関へ向かった。