私たちの前を通っていった。


「ねぇ、由美。あのお婆さんの荷物持ってあげようよ」


「そうだね!!いこっか!」


ふたりで残りのクレープを口に押し込んでお婆さんの元へ


駆け寄ろうとしたとき、中学生ぐらいのヤンキー集団が


お婆さんにわざとぶつかった。