放課後、由美とふたりで駅前のクレープ屋へむかった。


ひとりで歩く街並みとふたりで歩く街並みは全く違う。


すごく楽しくてさっきまで考えていた両親のことや勉強のことなんて

全て忘れ去っていた。


クレープを買って近くのベンチに座って大きな口でクレープを

頬張っていると重そうな大きな荷物を持ったお婆さんが