由美は私が遊べないからって離れていったりするような子じゃなかった。

私が家のことを話すと


「学校で毎日会えるんだからいいじゃん!」


そう言って笑い飛ばしてくれた。


由美に出会えて、進学校だって落ちてよかったんだって思えるようになって


由美がいればそれでいいって思えるようになった。