「私、中谷由美(なかたにゆみ)」


「あ、えっと私は西森紗由里。」


「よろしくねっ!」


さっと差し出された手を握ると暖かくて涙が出てきそうになった。


それから由美と私はどんどん仲良くなって、


親友になるまでそう時間はかからなかった。