朝鳥の鳴き声に目を覚ますといつもと変わらない朝がやってくる。

制服に着替えて部屋を出ると、


私と同時に雅紀も部屋から出てきた。


「紗由里、おはよ」


「…おはよ」


あんなに掴みたかった進学校の制服を着た雅紀。