クレームゲームを楽しんだ後は、流れで近くにあった太鼓の達人をやることになった。



「私、太鼓の達人得意だよ!」
鼻を膨らませ、自慢げに言う。


「ホントかよ。どうせ見栄張ってるだけだろ?素直になったらどうだ?陽ー菜ちゃーん?」

一方、鼻を鳴らし小馬鹿にしたように言う日向。


からかうのも大概にして欲しい。


私の言ってることは本当だ。
日向がゲーマーだからって、毎日のように太鼓を叩いてた私を舐めんな!と言いたい。




「まぁ落ち着けよ。からかうのは勝負が終わってからで良いだろ?」
溜息をつき、白倉くんが2人の仲裁に入る。






私と日向の間には、いつの間にやらメラメラと火花が散っていた。