気まずい雰囲気で、私は残り少ないジュースをゴゴゴッと音を立てて飲みきった。


男女の友達同士でこういう映画を観るべきではない、と気づくのが遅かった。



口寂しく感じたので、右側にあるポップコーンを掴もうと差し出した手に白倉くんの手が重なる。


驚いて隣を見ると、同じようにえ、という顔をしていた。