白倉くんは思ったよりも女心を掴むのが得意みたい。
「そっか。嬉しい!じゃあ土曜日の学校帰りに観に行こうね!」
私が嬉々として帰ってきたので、莉乃はとても驚いていた。
「どうしたの?めっちゃ顔が綻んでるよ?」
フフンと自慢げに映画のチケットを見せた。
「あああ!それ陽菜が観たいって言ってた映画じゃん!まさか白倉くんがくれたの?」
コクッ
「いつも頑張っているからご褒美に一緒に観に行こうって誘ってくれたの。いいでしょー?」
ヒラヒラーっと莉乃の目の前でチケットを泳がせる。
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