「当然だけど、怒られたよ。
部活以外のことではしばらく関わりたくないって」

「......そう。まあ、しゃーないね」


全てを話せばそうなるのも仕方ない。
いくらあたしと一輝くんが終わったっていっても、付き合ってた間にあった出来事なわけだし。


「うん、許してくれるか分からないけど、いつかまた信頼を取り戻せる日までがんばるよ」


再び笑みを見せたみのるに、そうだねとあたしもうなずいた。


「にっしーはどうなったの?一輝と。
少しは話せた?」

「うん、部活始まる前にちょっと話したよ。
でね、あたしたちこれからは友達ってことになった」


一輝くんに関わりたくないと言われたみのるには申し訳ないけど、一輝くんはあたしとは友達でいてくれるって言ってくれた。

喜び隠しきれずへへっと笑うあたしに、みのるはえっ!と目を丸くしたあとに、表情を暗くした。