「なぁ…」




突然、口を開いた歩。




「…な、なに?」





「…俺ら邪魔っぽいから、あっちの方に行かね?」





…うん、そうだね。



帰…ってえ⁉︎





帰らずに屋上にいるの⁉︎




しかも、歩と…⁈





「…う、うん。いいよ」





いいよ、なんて答えてしまう、私も私。






こんなんじゃ、幼なじみなんて、やめられるわけがない…。