当たり前のようにサラッと言うけど、私の気持ちがあるんだからね!
クラスメイトの冷やかしの嵐。
「付き合わないから、絶対」
私は、皐月を睨みながらそう言うともっちが座っている席に移動した。
「おはよう、もっち!」
「朝から注目の的ね」
もっちは、読んでいた本に栞を挟みながらそう言った。
もっち……冷たくないですか?
親友のピンチだというのに。
「そろそろチャイムなるから、座っといた方が良いと思う」
うん、分かってるんだけどね……。
ギリギリまで、ここに居たいんだけど……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…