「言葉で言ってくれなきゃ、分からないよ!」
ちょっとした意地悪。ちょっとしたわがまま。
「……永遠が好きだよ、昔からずっと」
「私も皐月が好き。大好き。今日はいっぱい…触れてください。」
私がそう言うと、二人で小さく笑ってどちらともなくキスをした。
だんだん深くなっていくキスに、着いていくのが精一杯で。
キスの最中、目をうっすら開けると、瞼を閉じた皐月の顔があって幸せだなって思った。
「んっ……さ、つき」
「まだ、足りない」
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