*
そんな当たり前の生活が崩れたのは、クリスマスイブの前日。
今でも忘れない。その日は雨が降っていた。
俺は永遠のクリスマスプレゼントを買いに行くため、(もちろんプレゼントを買いに行くことは言わず、適当な理由をつけて)
放課後は“那月とでも帰ってくれ“とだけ伝え、俺はガラになくアクセサリーショップへ行った。
『彼女さんにプレゼントですか?』
『へ?うわっ!?』
突然声をかけられ無駄に驚いてしまい、『すみません』と謝られてしまった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…