「永遠、」



と、ドアを開けようとした瞬間名前を呼ばれたので「ん?」と言いながら振り返る。



「好きだよ、」



「え……っ?」



「……幼なじみとして」



「私も、なっちゃん大好きだよ」



そう言ったあとすぐに、病室から出た私は知らなかった。



「ばーか、俺とお前の好きは違うんだよ。

俺も人のこと言えねーし、」



なんて、なっちゃんが呟いていたこと。