「早く降りてくれない?着替えたいんだけど」



私は、ベッドから起き上がり皐月を睨みながらそう言う。



「はいはい。早くしろよ?お前が遅かったら俺まで遅刻すんだから」




「なんで?私が遅くても皐月には、関係ないじゃん」



「一緒に行くから関係ある」



今、コイツ断言したように言ったが私、何も言ってない。許可とってないよ!



「一緒に絶対行かないから!」



私は、力任せに皐月の背中を押して私の部屋から追い出した。