「もっちー、」



「あー、はいはい。新城くんと頑張れ」



私が言おうとしたことを先に読み取ったもっちは私の言葉を遮り、心のこもっていないエール?をくれた。



「しょうがないでしょ?ジャンケン負けたのが永遠と新城くんだったんだから。

もう、ここまできたら運命だね」



「なにいってんの!そんなんじゃないし!!」



「はいはい、分かった、分かったから。

あ、てか私、これから文化祭のことで生徒会で集まりあるからさ」



「うん、頑張って」


そう言って手をふると、もっちは手をふり返した後、ノートと筆箱を持ってパタパタと廊下を走って行った。