着なれない浴衣でしゃがみ、針をそろーっと輪の所に近づける。
輪の所に針を引っ掛けることが出来、ソロリと持ち上げている途中に針が切れてしまい、水しぶきをたて再び水面に落ちていった。
「あー、お壌ちゃん残念!惜しかったねー」
もう少しだったのにな、悔しい。
がくりと肩を落として、白色のヨーヨーを見つめていると、
「永遠、なに。あの白の欲しいの?」
私の隣にしゃがみこみながら、私が取ろうとして取れなかったヨーヨーを指さした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…