「はあぁ……」



私は、重い足取りのなか家までの道のりを歩いている。



あの後、大きな黄色い声が聞こえHR. が終わった後しつこくみんなから言われた。



『ねぇ、付き合っちゃいなよ!』ってね。



だいたい私、皐月みたいなタイプが一番苦手なのに付き合いたくない。



私がみんなに「絶対付き合わない!」と断固拒否すると、皐月は拗ねたようにムスッとしていた。



みんなからは質問攻めだし、皐月には訳の分からない事を言われるし平穏な生活が崩れそう。