おはよう。と言うように(この人たちにとっては、そうなのかもしれない)サラリとそう言う。



「じゃあ、自己紹介から始めよっか」



金色に近い茶髪の男の人がそう言い、誰かが何か言い始めているけど頭に入らない。



「…遠ちゃん、永遠ちゃん!次、永遠ちゃんの番だよ!」



我に返ったのは芙実ちゃんの声で何も考えていなかった私は、「……永遠、青瀬永遠です」とだけ言ってペコリとおじきした。



「みんな終わったし、早速歌おう!」