「……そ、そんなの知らないし! だいたい、今更衣装変えられるわけないでしょ!」 「……だったら、体育館。バスケに来いよ」 __……お前は、俺だけ応援してればいいんだよ。 耳元で囁くかれる声が妙に色っぽくて、心臓を更に忙がしくさせる。 「…な、んで私が皐月を応援しなきゃいけないのよ!」 「………へー、まだ抵抗するんだ」 「ひゃあっ……!?」 突然、パクッと耳を甘噛みされて変な声が出てしまう。