殴られる!! ――――ドゴッ 鈍い音を立て、頭から血を流して倒れているのは… じいちゃん!? 「じいちゃん…?じいちゃん!!」 その時、じいちゃんの口が動いた。 「瞳、大丈夫か?」 「何言ってんの!私は大丈夫だから!!」 涙が次から次へと溢れる。 「瞳、お前はいい子じゃ。何にでも気が利いて、お利口じゃったよ。」 「じいちゃん、救急車来るまで頑張って!!」 それでもじいちゃんは話を続けた。 .