『香織、お父さんは病気になりたくてなったんじゃないんだから、そんなにがみがみ言う事ないだろ?』


ポンッとお母さんの肩に


手を置きながら喋るお父さん。



『そうよ。ちょっとは気楽に………』


ばあちゃんが言いかけると、



『何よ何よ!!皆して!もうこんな家、出て行ってやる!』


あーあ。


また始まったよ。


お母さんの暴走。




『瞳はお母さんと一緒に来るわよね!?』



はあ!?










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