俺達はしばらく、おじいちゃんの話し相手をになっていた。久しぶりの会話なのかおじいちゃんの話は止まらない。中学時代の話や高校時代の話を中心にしてくれたのでとても楽しかった。。

そんな時だった。、俺の目は病院から出て来る人影を捉えた。

「……紫音?」

それは紛れも無く紫音だった。あいつ、病院で何してたんだ?

ラブちゃんを探す前に俺が言っていた秘密兵器とは、実は紫音のことだったのだ。紫音はこの町に詳しく、動物の扱いに慣れている。

捜索中に何度も連絡したが繋がらなかったのはは病院にいたからだったのか…。しかし何故紫音が病院に いたのだろうか?
俺は、皆に気付かれないようにその場を離れ紫音の元へと急いだ。