俺は帰って家のベッドで横になっていた。その時ポケットの携帯が振動した。

雅也からのメールだった

『一週間後の10時に雛菊病院前集合。宿題は終わらせておくように。別に如月は来なくてもいいからな。むしろ来るな』

雅也からのメールだった。まぁ令志のことを如月と呼んでるのは雅也くらいだが……。

それより宿題どうしよう?

雅也、浅香さん、静香、美紀、令志、桜花……。

俺の友達は頭いいなぁ。渡もいるけど…多分美紀に教えてもらうんだろうなぁ…。

紫音のスパルタ教育も恐いし…。

『こんな問題も分からないの?あんた今まで何しにきたの?』

考えただけで身震いする。もっと優しい家庭…。

その時俺の頭に素晴らしい案が閃いた。

そうだ!それしかない!

俺は携帯のメモリーを呼び出し、ある番号に電話をかけた。