一方男子達は…。
「何がいけなかったんだろ…」
大河がたずねる。
その質問に答えたのは勇人だった。
「あいつの心の傷はそれだけ深いって事だろ…」
「俺が変な案出したからだな…悪かった…」
誠二が反省しながら言う。
「嫌、仕方ねぇよ…。それだけお前があいつのことを思ってるってことだろ?」
敬太が誠二に向かって言う。
「そーだ、気にすんな。でも、今のままあいつをほっとくのもな…」
大河も誠二に向かいながら言った。
「それは確かに…でもさっきみたいに言われるし…。どうすりゃ良いんだよ…」
男子達は落ち込んでいるのが見てわかる顔で教室を後にした…。