次の日の朝に学校に行くと、
千夏ちゃんが丁度鞄をおろしてたところだった。
「おはよう、昴くん!」
「おはよ!」
朝から千夏ちゃんの笑顔見れると、
なんだか1日頑張れる。
少し前までは、こうやって
たった1人の女の子を愛することなんてないと思ってたのに。
再びこうやって愛してる。
「…ありがとう、千夏ちゃん」
「え?大丈夫だよ!
私が好きで朝早く来ただけだし!」
いろんな意味を込めたありがとうは、
ちょっぴり天然な千夏ちゃんには伝わらなかったけど、
それで良いんだ。
向かい合わせで座って、
千夏ちゃんのノートを写させてもらった。