カズは、コンサート最終日に向けて何時にも増して気合いが架かっていた。いつものリハが終わった後も一人ピアノに向かっていた。
(ノリ)
「カズ!いよいよだな!良くここまで皆で頑張って来れたよな?カズ?最近お前、また、寝ていないだろ!大丈夫なのか?俺が何言っても訊かない奴だからなぁ!この間から、何創ってんだ!来年出そうとでもしてる新曲か?」
(kazu)
「いやっ、全然そんなんじゃ無い!ただ……寝れずに、空見てると、ひとりでに、曲が降りて来るんだ!」
(ノリ)
「カズ?………空見てるんじゃなくて………誰かを想って……その人に届けたくて、創ってるんじゃないのか?………ツアーの間…俺は、お前をずっと見て来た。コンサートが終わると、いつも一人ふらっと居なくなって、たまに辛そうにしてるのを見てたんだ……
あの、新潟の公演の時は、屋上で一人夜空をずっと眺めてたよな?あの時は、俺声掛けれなくて………それに…お前来年のスケジュール全然入れてないだろう?何故なんだ!今こんなにファンの子達に声援受けている時なのに……」
(kazu)
「何があっても、歌い続けると約束したから……ファンの前で輝いていて欲しいと……どれだけ多くのファンの前で歌っても、ピアノを弾いていても………」
言葉が出て来ない。
(ノリ)
「お前は、いったい……誰に聴かせたい?あの哀しい曲は……お前の気持ちだろ?あれから創った曲は、すべて誰に聴かせたくて創った歌なんだ?……」
カズは、答えないまま楽屋へ入って行ってしまった。
(ノリ)
「カズ!いよいよだな!良くここまで皆で頑張って来れたよな?カズ?最近お前、また、寝ていないだろ!大丈夫なのか?俺が何言っても訊かない奴だからなぁ!この間から、何創ってんだ!来年出そうとでもしてる新曲か?」
(kazu)
「いやっ、全然そんなんじゃ無い!ただ……寝れずに、空見てると、ひとりでに、曲が降りて来るんだ!」
(ノリ)
「カズ?………空見てるんじゃなくて………誰かを想って……その人に届けたくて、創ってるんじゃないのか?………ツアーの間…俺は、お前をずっと見て来た。コンサートが終わると、いつも一人ふらっと居なくなって、たまに辛そうにしてるのを見てたんだ……
あの、新潟の公演の時は、屋上で一人夜空をずっと眺めてたよな?あの時は、俺声掛けれなくて………それに…お前来年のスケジュール全然入れてないだろう?何故なんだ!今こんなにファンの子達に声援受けている時なのに……」
(kazu)
「何があっても、歌い続けると約束したから……ファンの前で輝いていて欲しいと……どれだけ多くのファンの前で歌っても、ピアノを弾いていても………」
言葉が出て来ない。
(ノリ)
「お前は、いったい……誰に聴かせたい?あの哀しい曲は……お前の気持ちだろ?あれから創った曲は、すべて誰に聴かせたくて創った歌なんだ?……」
カズは、答えないまま楽屋へ入って行ってしまった。