「え…私のことがまだ好きって…私、こんなに最低なことしたんだよ!?それなのに…」

「奈央、あの時の奈央は、京弥のこと忘れようって必死だったろ??小6のとき、京弥に彼女が出来て、それが奈央の友達で。2人は別れたけど、奈央は自分の立場を見失ってた。違うか??」

「奏、そこまで分かってるなら、尚更だよ…」

「俺は、そんな人のことばっか考えてる奈央を支えたいって思った。なぁ、奈央。そろそろ、京弥を卒業しないか…??」

「ごめん、ちょっと、考えさせて…」

「分かった。急にごめんな。なんかあったら、いつでも頼ってこい。」

そう言って、その日はそれで分かれたんだ。