「へ、返事は…別に今すぐじゃなくていい」




どうして…?



そう聞きたくても美神に口をおさえられていて話せない




…あっ




そうだ…美神は私が美神くんのこと


好きだと思ってるんだ…




おとなしくしていると「…あ、わりぃ」とパッと口から手を離してくれた





「じゃあ返事はっ…


文化祭の日でもいいかな
私も美神に伝えたいこと…あるから…」




あれ、ちょっとわかりやすすぎたかな…


これじゃあバレバレ…?





「…っ!

あぁ、文化祭の日…な」





そう言って、笑う美神の顔は少し幼くみえて可愛らしい



美神は私を抱きしめるように手を後ろへとまわす




すると、顔を私の首元に疼くめて




───チュッ



可愛らしいリップ音が聞こえた




え…え?




なに今の…キス?