なんて口にしながら、自分の嫉妬深さにまた恥ずかしくなる。



「…嫌だったの?」


「…うん」


「…ごめんな。

宣伝周りは相葉に頼まれたんだよ。

それにドレス褒めたりとかはあんなん社交辞令だろ」



えっ?

社交辞令なの?あれ…。


そんなふうに見えなかったけど。



「…でも、嫌だ。

お世辞でも他の女の子、褒めたら嫌よ。

翼くんみんなに優しいから、不安なんだもん…」



私がそう文句をつけると、翼くんはまたクスクス笑う。



「ふっ、ワガママだなぁ〜、モモは」



そしてまたぎゅっと抱きしめてきた。